
7月25日、北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の大規模改修工事が終わり5年振りに再開館されました。この建物は1888(明治21)年に北海道庁本庁舎として竣工、以来137年の歴史ある建物で、国指定の重要文化財となっています。1968(昭和43)年に大規模な復元が行われ、翌1969年に赤れんが庁舎が国の重要文化財に指定されたことを記念し、道庁では北海道開拓使にまつわる絵画を展示することを計画します。北海道ゆかりの画家20人に道が制作を依頼、岩橋英遠には北海道の名付け親とも言われる松浦武四郎についての作品の制作依頼がありました。英遠の作品《阿寒湖畔の松浦武四郎》は、その後長く2階記念室前に掲示されていましたが、今回の大改修に伴い他の作品と共に一時見ることができなくなっていました。それが今回、5年振りに再び展示されました。同作品は2階への中央階段を上がった正面右側の、これまでと同じ位置に展示され、その左側にはこれまで別の場所にあった片岡球子の《函館街頭風景》が展示されています。更に、《阿寒湖畔の松浦武四郎》と同じ側には、英遠の子ども時代からの友人である滝川出身の洋画家・一木万寿三作の《札樽間道路の開削》も展示されています。カフェや土産物コーナーも充実した新しい赤れんが庁舎で英遠作品とのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
